以上のことから、
国保会計全般の見直しが必要と思いますので
議案第87号及び
議案第90
号平成22年度
国民健康保険事業特別会計の
補正については関連がありますので
反対をいたします。
次に、
意見第8
号包括的経済連携に関する
基本方針に対する
意見書(案)について、
反対討論を行います。
この
意見書は
TPP参加を前提に
、政府が閣議決定した
包括的経済連携に関する
基本方針に対する
意見書案ですが、問題は
政府方針に沿った
意見書案であり、国内一次産業を中心とした
関連産業の保護とは
基本的方向が違います。既に
大分県内6JAでつくる
県農協農政推進本部、
県林業団体協議会、
県漁業協同組合、
県農業会議、
県農業共済組合連合会、
県土地改良事業団体連合会、
県酪農業協同組合の7団体が
政府に怒りをもって抗議しています。
関税撤廃による、
影響額も約600億円を上回ると見込んでいます。世界の歴史の中でも既に、1860年代に
イギリスで
自由貿易制度を取り入れた時代がありました。結果として
イギリスの小麦が1890年代に全滅しています。その教訓から、ヨーロッパでは
輸入作物に関税をかけ、自国の食糧の保護を徹底しています。農林水産省の資料によりますと、スイスが52%で最も低く、フランスは111%、今回
日本を
TPPに強力に巻き込もうとしている
アメリカ、オーストラリアはそれぞれ124%、173%の
自給率になっています。既に
アメリカは遺伝子組みかえを推進し、今後訪れるであろう
食糧危機をビジネスにするための布石を打っています。このようなことから、
TPPに
参加すること自体、
日本の将来を破滅に導く
危険性があると思います。したがいまして、
政府方針に追随することは同意できませんので
意見書案に
反対し、
請願第3
号TPPの
参加に
反対することこそ、
国民を守ることに通ずる道であることを確信し、
請願第3号に
賛成をいたします。
〔8番
知念豊秀君降壇〕
○
議長(
安藤康生君) ほかに
討論はありませんか。
これにて
討論を終結いたします。
これより
採決を行います。
議案第87号、
議案第90号及び
意見第8号、
請願第3号については、御
異議がありますので、
起立により
採決いたします。
まず、
議案第87号について
採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は可決すべきものであります。
本件は
委員長の
報告のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
起立多数〕
○
議長(
安藤康生君) 御着席ください。
起立多数であります。よって、
議案第87号は
原案のとおり可決されました。
次に、
議案第90号について
採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は可決すべきものであります。
本件は
委員長の
報告のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
起立多数〕
○
議長(
安藤康生君) 御着席ください。
起立多数であります。よって、
議案第90号は
原案のとおり可決されました。
次に、
意見第8号について
採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は可決すべきものであります。
本件は
委員長の
報告のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
起立多数〕
○
議長(
安藤康生君) 御着席ください。
起立多数であります。よって、
意見第8号は
原案のとおり可決されました。
次に、
請願第3号について
採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は不
採択でありますので、
原案について
採決いたします。本
請願を
採択することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
起立少数〕
○
議長(
安藤康生君) 御着席ください。
起立少数であります。よって、
請願第3号は不
採択とすることに決しました。
次に、
議案第83号から
議案第86号まで、
議案第88号、
議案第89号及び
議案第91号から
議案第102号までの各
議案については、それぞれ
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
安藤康生君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第83号から
議案第86号まで、
議案第88号、
議案第89号及び
議案第91号から
議案第102号までの各
議案については、それぞれ各
委員長報告のとおり可決されました。
◎
日程第2
議案第103号及び
議案第104号
(
提案理由説明・
質疑・
委員会付託省略・
討論・
表決)
○
議長(
安藤康生君)
日程第2、
議案第103号及び
議案第104号を議題といたします。
──────────────────
付 議 事 件
議案第103号
平成22年度
一般会計予算の
補正について
議案第104号 臼津広域連合
規約の変更について
──────────────────
○
議長(
安藤康生君) 提案理由の説明を求めます。
吉本市長。
〔市長吉本幸司君
登壇〕
○市長(吉本幸司君) ただいま上程されました
議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第103号は、
平成22年度
一般会計予算の
補正についてであります。
今回の
補正は、854万8,000円の追加でありまして、
補正後の予算総額は91億5,566万1,000円となります。今回提案いたします
補正予算は、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金の創設に伴い、県が国の交付金を活用して基金を
設置し市町村に助成する事業でありまして、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンを接種する費用を計上しております。
本年度接種者は、子宮頸がん予防ワクチンは、中学1年生(13歳相当)から高校1年生(16歳相当)を、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンは、ゼロ歳から4歳の乳幼児を対象に全額公費
負担で実施いたします。
議案第104号は、臼津広域連合
規約の変更についてであります。
本件は、臼津広域連合議会の議員の定数及び関係市において選挙すべき臼津広域連合議員の定数の見直しに伴い、臼津広域連合の
規約について変更を行う必要が生じましたので、議会の議決をお願いするものであります。
臼津広域連合は、
平成9年9月に設立され、議員数は両市あわせて20人で推移してきました。同時期に設立された県下の広域連合は合併により解散していますが、現在県下で臼津と全県の市町村で構成しています後期高齢者医療に係る広域連合が存在しています。先般、広域連合長からの協議依頼があり今回の提案に至ったわけですが、両市の人口や議員定数の減、全国他の地域の状況を鑑み検討をしてきました。今後は、権限移譲等により、両市での事務の共同処理や全県で対応しなければならない問題もあろうかと思いますが、自治法の
改正等を注視し慎重に検討していきたいと考えています。
以上をもちまして、提案理由の説明を終わります。何とぞ、慎重に御審議のうえ、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
〔市長吉本幸司君降壇〕
○
議長(
安藤康生君) 説明は終わりました。
これより
質疑に入ります。
議案第103号及び
議案第104号について、御
質疑はありませんか。
6番、髙野幹也君。
〔6番髙野幹也君
登壇〕
○6番(髙野幹也君)
皆さん、おはようございます。議席番号6番の髙野です。
私はただいま上程されました
議案第104号臼津広域連合
規約の変更について、
議案質疑を行いたいと思います。
先ほど市長の提案理由の説明の中にもありましたが、今回、臼津広域連合の議会の議員の定数を
津久見市選出の分を10名から5名にという
規約の変更であります。私は、この臼津広域連合議会の議員の定数の問題を検討するに当たり、やはり
津久見市がこれからこの事業の広域化という部分について、どういうふうに取り組んでいくのか。またこの臼津広域連合という部分に対して、どのような役割を求めていくのか、その方向性をやはりきちんと出していただいた上で、この議員の定数問題を議論する必要があるのではないかというふうに思っておりますので、その
津久見市の事業の広域化という部分と、臼津広域連合に取り組む姿勢、方向性について1回目の質問をいたしたいと思います。
〔6番髙野幹也君降壇質問者席着席〕
○
議長(
安藤康生君) 吉本市長。
〔市長吉本幸司君
登壇〕
○市長(吉本幸司君)
津久見市は、これまで臼杵市との合併を目指してきたわけですが、臼杵市も合併後のさまざまな課題解決に奔走しており、まだまだ
津久見市との実質的な合併論議に踏み込める状況ではありません。また、民主党政権は、地域のことは地域に住む住民が決めるという地域主権の早期確立をめざしていますが、この中で地方自治法の一部
改正をめざしており、その中で新たに複数の自治体で行政機関等の共同
設置も可能となるなど、地域主権改革のより一層の推進を図ろうとしております。
臼杵市長とも話しましたが、今後は広域連合やこのような仕組みを活用して、両市の共同事務処理をさらに進めるなど、協力できることから進めながら、同じ圏域の運命共同体として将来的な合併についても検討していくことを確認しております。ただ、広域連合の枠組みでこれを協議するのか、地方自治法の新しい制度の枠組みで協議するのかは、これからの問題であります。国の方向としては、
平成の大合併が進み、さらに大きな枠組みでの広域行政を目指しているようにあります。その例としては、後期高齢者医療制度見直しによる国保行政の県単位による広域化などです。大分県においても、消防の広域化などがありますが、このような流れも見きわめる必要があります。こういった部分も考慮しながら、これから臼杵市と協議しながら取り組んでいきたいと考えております。
〔市長吉本幸司君降壇〕
○
議長(
安藤康生君) 髙野幹也君。
○6番(髙野幹也君) はい、ありがとうございます。再度同じような確認の質問で申しわけないんですけども、先ほどの市長の
答弁からすると
津久見市としては事業の広域化という部分にも積極的に取り組んでいくし、とりわけ臼杵市に対して積極的に取り組みを行っていくということでよろしいですか。
○
議長(
安藤康生君) 吉本市長。
○市長(吉本幸司君) 先ほども
答弁いたしましたように、今の広域連合の枠で、できるならそれでやっていき、また今、民主党政権の中で新しい取り組みが行われていますが、その枠組みが決まればその中でもやっていけると思いますので、まだこれから未知数でありますけれども、積極的に取り組んでいく所存でございます。
○
議長(
安藤康生君) 髙野幹也君。
○6番(髙野幹也君) 以上で
議案質疑を終わります。ありがとうございました。
○
議長(
安藤康生君) ほかに
質疑はありませんか。
これをもって
質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
議案第103号及び
議案第104号については、
会議規則第37条第3項の
規定により、
委員会の
付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
安藤康生君) 御
異議なしと認めます。
よって、
議案第103号及び
議案第104号については、
会議規則第37条第3項の
規定により、
委員会の
付託を省略することに決しました。
これより
討論に入ります。
議案第103号及び
議案第104号について、
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
安藤康生君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決を行います。
まず、
議案第103号について、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
安藤康生君) 御
異議なしと認めます。
よって、
議案第103号は
原案のとおり可決されました。
次に、
議案第104号について
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
安藤康生君) 御
異議なしと認めます。
よって、
議案第104号は
原案のとおり可決されました。
○
議長(
安藤康生君) 以上で、
今期定例会の議事はすべて終了いたしました。
市長、あいさつをお願いします。
〔市長吉本幸司君
登壇〕
○市長(吉本幸司君)
平成22年第4回市議会
定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今回の
定例会に提案いたしました案件は、追加
議案を含め、
議案22件でありましたが、去る12月3日から20日間にわたり、議員の皆様方には本
会議等において慎重に御審議を賜り、
原案のとおり御承認をいただき、まことにありがとうございました。本事業につきましては、万全を期して事業を遂行してまいりたいと考えています。
本年を振り返りますと、この1年間も厳しい行財政状況の中、市政を円滑に進めることができましたのは、議員の皆様の御理解と御支援のたまものと、心から感謝を申し上げる次第であります。このような中、長年の懸案事項でありました、国道217号の平岩・松崎バイパスが、本年度より事業化され、あわせて水晶山の中を通る市道徳浦・松崎線バイパス事業も補助事業として着手する運びとなりました。この道路事業につきましては、周辺の鉱山跡地の再開発や活性化など期待される部分も大きく、市としても最重点事業の一つとして位置づけ、推進してまいりたいと考えております。
また、ゴールデンウィーク期間中の5月1日から5日までの「つくみマグロとイルカのフェスティバル」を開催し、市外・県外から予想を上回る1万5,000人もの方が来られ、大きな反響がありました。これから本格オープンの来年4月に向け、関係事業者との協議を重ね、全力で取り組んでいく所存でございます。
一方、
平成22年度国の
補正予算が先月26日に成立し、この中の子宮頸がんなどのワクチン接種を公費
負担するための事業については、先ほど追加提案し、皆様の御賛同を賜り、ありがとうございました。また、この国の
補正予算には、それ以外にも地域活性化交付金が新たに創設されています。この中には、きめ細かな交付金と住民生活に光を注ぐ交付金がありまして、現在、市の
補正予算として提案できるよう精査を行っているところであります。今後、各課の事務事業が精査できましたら、
補正予算として議会に提案していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
終わりになりましたが、今年も残すところあとわずかとなりました。議員皆様方におかれましては、輝かしい
平成23年の新年を、御家族お揃いで健やかにお迎えいただきますよう祈念申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。
〔市長吉本幸司君降壇〕